うさぎさんの手術
わんちゃん、ねこちゃんと比較すると、
うさぎさんでは麻酔のリスクが話題になることが多いです。
気管チューブという管が気管に入りにくいため、
呼吸の管理が難しいことが一番の要因です。
うさぎさんの口の形は
わんちゃんやねこちゃん、人間と比べると
細く、突き出していることも関係しています。
当院では
うさぎさんの手術では
可能な限り全ての子に気管チューブを入れて
手術を行っており麻酔による事故が無いよう努めています。
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わんちゃん、ねこちゃんと比較すると、
うさぎさんでは麻酔のリスクが話題になることが多いです。
気管チューブという管が気管に入りにくいため、
呼吸の管理が難しいことが一番の要因です。
うさぎさんの口の形は
わんちゃんやねこちゃん、人間と比べると
細く、突き出していることも関係しています。
当院では
うさぎさんの手術では
可能な限り全ての子に気管チューブを入れて
手術を行っており麻酔による事故が無いよう努めています。
以前、
家から行方不明になった際に
甲羅が割れてしまい
水族館で保護されたあと、無事に家に帰り
当院で甲羅の修復手術を行った亀吉くんです。
食欲も出て甲羅からの体液の漏出もなく
順調に回復しています。
アップ
当院で試験的に導入し
設定の調整を行っていた電子カルテですが
本日、大阪からサポートの方々に
遠路はるばるお越しいただき、
本格的な導入ができる目処が立ってきました。
電子カルテを使うことで
検査データの比較などの診療におけるメリット
会計業務の円滑化による待ち時間におけるメリット
などが期待できます。
動物病院のスタッフさん向けの
栄養学のセミナーを行いました。
内容は手作り食のレシピについての栄養相談についてです。
七尾は食材の宝庫なので
普段からドッグフードを食べていても
たまには手作りで調理してあげたい方も
多いと思いますので
そういった方々のご希望に添える的確なアドバイスを
できるスタッフが増えてくれればいいと思います。
レシピを組み立てるための計算式が詰め込まれたソフトです。
6年前から少しずつ改変しながら使っています。
繊維が肘に食い込んですれてしまい、
裂傷になり化膿していましたが、
化膿の治療
↓
肉芽形成
↓
傷の縫合
で最短と思われる速度で治ってくれました。
当初時間がかかるのは止むを得ないと思われましたが
いい方向に予感が外れてくれました。
エリザベスカラーにもめげずにごはんをたくさん食べて
頑張ってくれました。
最初は痛がって怖がって可愛そうでしたが
今はとても元気に病院に来てくれています。
ケヅメリクガメを見せてもらいました。
七尾にもいるんですね~
癒されますね~
レントゲン写真を何度か載せていますが
当院のレントゲンは
動物用レントゲンと27インチのiMACとosirixで診断しています。
以前から使っていた小さなモニターと比べると
小さな部位の描出がはるかに優れています。
そのため単純なレントゲンでも
診断精度は格段に上がっていると思います。
特に小さな動物や、消化管内の小さな異物、
歯や顎などの細かい部位の検査では
かなり役に立ってくれています。
使うためには若干ですがコンピューターの知識が必要です。
コンピューターは確実に医療を向上させてくれます。
病院のスタッフの方向けの
解剖学(形態学、細かい体の構造のことです)のセミナーを行いました。
私の恩師が常日頃、
解剖学の大切さを口にする方であり、
専門学校で授業をしていたこともありました。
その影響もあり
解剖学は動物医療に携わる人間の基本だという認識を
今でも持っています。
スタッフの解剖学の知識が
この地区の動物の幸せにつながると信じています。
今月は、栄養学、行動学のセミナーも順次行っていく予定です。
またご要望があれば
飼い主様向けのセミナーなども開催していきたいと思っています。
今回使った教材たち
ハムスターの骨折の治療報告です。
金網タイプのケージでは比較的、事故が起こりやすいです。
すねの骨の骨折でしたが、
完全に折れてプラプラになってしまっていたので
ピンで固定しています。
非常に細い骨であり特殊なピンを使用しています。
骨化が進み上手に歩けるようになったここあちゃん
かなりラブリーです。