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2014年9月29日 (月)

鼠径ヘルニアによる腸閉塞

鼠径ヘルニアは内股の筋肉の間から

腸管などの腹腔内臓器が
皮膚の下に飛び出してしまう状態のことを言います。
今回のケースでは
片方から子宮が飛び出し、
もう片方から腸が飛び出してしまっている状態でした。
どちらも周りの筋肉に締め付けられてしまい
緊急手術になりました。
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左右の鼠径ヘルニアを確認しました。
(子宮と腸はお腹の中にいったん戻しています。)
Imgp2886
腸の一部が締め付けられていたことにより
腸閉塞を起こし、腸の色が悪くなっています。
Imgp2887
子宮と卵巣の摘出、腸管の処理を行い、
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鼠径ヘルニアを閉じています。
幸い、食欲が回復し、便も正常にでるようになってくれました。

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