ワクチン



















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急性フィラリア症の手術を行いました。
心臓内に寄生したフィラリアを専用のブラシ型の器具と
アリゲーター鉗子という道具を使って摘出します。
術中は超音波診断装置で心臓の内腔のフィラリアを確認しながら摘出します。
かなりの数のフィラリアが摘出されました。
30〜40程度までは数えていたのですが
それ以上は数えきれないほどでした。
術後は心臓の雑音も消えて
元気に病院の周りをお散歩できるようになりました。
こちらは以前、別のわんちゃんで摘出したフィラリアです。
左の渦を巻いている方がオスで、右がメスです。
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フィラリアは肺動脈に寄生しますが、
寄生数が急激に増えたり、血流や血行が大きく変化した場合に
フィラリアが心臓の右側に移動してくると
急性の症状が出ます。
摘出手術が適応となりますが
回復が困難なケースもあります。
都市部ではフィラリアも減ってきているようですが
夏になると能登にはたくさんのフィラリアが、
蚊とともにやってきます。
予防がなにより大切な病気の1つです。
待合室は業務用のエアコンが設置してあります。
今回、さらに空気が循環するようにファンをつけてみました。
半袖の方も増えてきていますので、
冷房の風が直接当たるのが苦手な方や動物さんが
より快適に過ごすことができればと思っています。
(かくいう私も苦手です・・。)
設置してしばらくたちましたが
幸い、怖がるわんちゃんもおらず
概ね良好な様子ですので、このまま継続して設置する予定です。
また、以前から待合室にご意見箱を置いているのですが
リニューアルしてみました。
直接言いにくいご意見などをいただければ幸いです。
過去にもここでいただいた貴重なご意見を、
病院の業務に反映させていただいております。
(実際は「いつもありがとう!」とか「大変だけどがんばってね!」
といった、応援のメッセージを入れていただいていることが多いです。
皆様、本当にありがとうございます)
ISFM(国際ねこ医学会)に入会した際に一緒に申請していた、
Cat Friendly Clinic の登録が受理されました。
現在、Gold、Silver、Bronzeの3段階に分かれていますが
真ん中のSilverでの申請が受理されました。
本日、イギリスより証明書などが一式届きました。
北陸では初めての認定だそうです。
会員病院と認定病院の一覧
窓の飾り付けが夏バージョンになりました。
「海の生き物たち」です。
今日は天気が良く、
お昼に、先日手術をしたわんちゃんの散歩に行ってきました。
人懐っこい子で、散歩も楽しそうです。
だいぶ元気になりましたがまだ散歩はたくさんは行けません。
それでもとても嬉しそうです。