手術後のお写真













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ワクチン接種に来た
動物さんたちの可愛い
お写真です
みんな頑張りました
POCTはポイントオブケアテストの略語で、
大病院の中央検査室や、外注の検査センターで行われる大規模な検査ではなく
診療・看護の現場での検査のことを指します。
動物病院は、人の医療機関と異なり、中小規模の病院が多いため、
一般的に獣医療でPOCTという場合には
外注検査ではなく、院内で行われる検査全般を指すと考えられます。
特に、外注検査センターが近隣にたくさんあり、
その日のうちに検体の回収と検査結果の報告が可能な都市部と異なり、
地方では、簡易的な検査であっても、
POCTで検査することのできる項目を確保することも
大切なことと考えています。
以前に、POCT機器として
動物用の尿比重計と迅速血糖測定器をご紹介しましたが、
しばらく、設備関連の更新をしていない間に、
当院でも新たにいくつかの項目を測る機器を入れました。
尿のpHが測定可能なpHメーター(試験紙よりも正確な尿pH)
尿タンパククレアチニン比(UPC)簡易測定
血液ガス・電解質分析装置(アシドーシス、アルカローシスの評価、重炭酸イオンの評価、アルブミンの影響を受けないイオン化カルシウムの評価など)
血液中ケトン(糖尿病の重症度の評価)
血液凝固検査(簡易機器ではありますが動物用のデータがあるものを使用しています)
良い検査ができても、検査費用が必要以上に跳ね上がってしまうようなものよりも、
現実的に多くの動物を救うことができるかどうかを基準に導入しています。
単項目の小さな機械ではありますが、
すでにこれらの測定で病気の発見や状態の把握に至っているケースがあります。
またPOCT機器には微量の血液での測定が可能な機器が多く
採血量の確保できない動物や状態でも多くの情報を得ることができます。
少しずつではありますが、病院として発展していけるよう努めます。
ブログへの掲載までの期間が空いてしまいましたが、
3月にエキゾチックペット研究会でポスター発表を行いました。
内容はウサギさんの診療に用いる器具についてです。
ウサギさんの診療レベルは、全国的に見ても上がってきていると思いますが、
私などが大変生意気ではありますが、
その底上げの一助になればと思い、
当院で試行錯誤してきた方法について紹介させてもらいました。
また先日は、院内で看護師向けのセミナーを行いました。
待合室に椅子を40脚用意しました・・。
入れようと思えば入れられるものです。
看護学校の生徒さん達が大型バスでいらした他、
遠方の動物病院からも参加していただきました。
内容は、動物看護に重要な、解剖学、栄養学、行動学、麻酔科学です。
2時間に詰め込みましたのでサワリだけですが、
これをベースにして、
石川県のたくさんの動物たちを救う仕事をしてくれればと思うばかりです。
こうした発表や講演をしていると、
手の内を明かしてしまっていいのかと聞かれることが多いです。
確かに、厳しい意見をぶつけられたり、
揚げ足を取られたりすることはあるかもしれませんが、
それ以上に同様の志を持った先生方との出会いや
自分の話を聞いてくださった方からの貴重なご意見やご感想が
次の日からの大きなステップアップと、
自分たちの医療の成長に繋がると思っています。
獣医師の勤務時間の変更があります。
以下の通りです。
6月から8月は、湿度が高く、気温が高いため、
1年の中でも、皮膚や耳の炎症を起こしやすい時期になっています。
そのため、当院ではこの時期を
皮膚・耳・アレルギー月間と銘打っています。
一般的な皮膚検査、培養検査、特殊染色検査などの院内検査と、
アレルギー検査を行う機会が多くなっています。
特に、アレルギー検査は、症状の出ている季節に行うことで
信頼性が上がりますので、
年間を通してもこの時期に行うことが多いです。
この期間は、わんちゃんの即時型アレルギー検査を1000円引きで
行っておりますので、ご希望の方は、一度ご相談にお越し下さい。