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2016年9月18日 (日)

子宮蓄膿症からのSIRS

この1ヶ月ほど、来院時に重度の発作や昏睡状態で
救急の治療や手術を必要とするようなケースが多発しています。
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子宮蓄膿症から全身性炎症反応症候群(SIRS)を発症してしまったあずきちゃんです。
Photo
子宮の膿から全身に広がってしまった細菌感染と
破綻した子宮の血管からの重度の出血が引き金になり
SIRSという多臓器不全の一歩手前まで至り
生命の危険がありました。
すぐに輸血と手術を行い、
徐々にいつも通りの元気を取り戻し、
来院時の状態が嘘のように元気になってくれました。
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一口に子宮蓄膿症と言っても
身体で起きている変化は様々で、
治療を行ったとしても命を落としてしまうこともあります。
「子宮蓄膿症は手術すればすぐ治る」
「うちの子は手術をして治ったから他の子も治る」という、
単純なものではありません。
最近インターネットの普及に伴い、
動物の医療に関する知識が底上げされていることは、
我々としても、動物たちにとっても喜ばしいことではあるのですが、
それ故、「この程度なら大丈夫」「この症状はこの病気なので治る/治らない」と、
ご自身で判断されてしまうケースが多くなっているのも事実です。
人間の医療についてもそうだと思いますが、
必ずしもインターネットで得られる情報が正しいとは限りませんし、
その情報に適応する状態なのかどうかの判断が間違っていたら
助けてあげられる可能性のある子が手遅れになってしまうこともあり得るのです。

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