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2016年11月21日 (月)

黄色い猫ちゃんに注意!

注射後から食欲がないという主訴で、
1ヶ月前に初診で当院に来られたきんたくんです。
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来院時、粘膜や皮膚が黄色く変色し、
おしっこの黄色も濃かったということでした。

おしっこや皮膚が黄色く見えるということは、
黄疸の可能性があります。
黄疸は、本来は胆汁から排泄されるビリルビンという色素が
血液中に何らかの理由で停滞し蓄積してしまう減少で、
非常に危険なサインです。
飼い主さんが気楽に考えてしまう一方で、
診察した獣医師が深刻に考える症状のひとつでしょう。
きんたくんは、重度の黄疸で、
超音波検査で胆管の異常が見られ、
症状やその他の検査結果と合わせて、胆管肝炎と考えられたため、
即日入院で治療を開始しました。
幸い、重篤な状態からは1週間ほどで脱することができましたが、
心配のない状態になるまでは、さらに3週間ほど、
通院治療と、自宅での投薬が必要になりました。
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1ヶ月ほど、治療を頑張ってくれたお陰で
体重も増えて、とても元気になってくれました。
元気すぎて写真がぶれてしまいます。
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初診での緊急入院ということでしたが、
飼い主さんにもご理解をいただくことができ、
早期に治療を開始出来たことも幸運だったと思います。
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皆様、皮膚や耳介、白目が黄色い、おしっこが極端に黄色い
ねこちゃん、わんちゃんはゼッタイに様子を見ないでください。
それは緊急事態の可能性があります!
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ワクチン接種後や妊娠中など、
特に心配な状態になりがちな時には、
一緒に暮らす動物たちのためにも、
緊急時や時間外の際の連絡先や受け入れ先を、
かかりつけの病院で事前に確認しておくことも大事なことだと思います。
合わせてご注意ください。

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