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2017年11月15日 (水)

間違った情報②

動物病院で行う検査や治療に関しても、
最近ではインターネットで正しい情報を飼い主の方が事前に調べてくださり、
すでにどのようなことが行われるのかというのを把握してお越しになる方も増えています。
また、診察の後に、私がお伝えしたことや、治療の内容などに付いても
わかりにくかった点などについて再度インターネットで調べて
補っていただいていることも多くあります。

しかし、残念ながら間違った情報を得てしまい、大変困惑することもあります。
特に、ご自分にとって都合のいい情報ばかり集めようとしてしまうやり方は
医療の情報を集める上では弊害以外の何ものでもありません。
インターネットに限らず、知り合いや友人から聞こえのいい情報だけを得て
私たちの声には耳を貸さない方がいらっしゃいます。

たとえば、何度も避妊手術を勧めるような状況があったにも関わらず、
「避妊手術なんてしなくていい」「もし子宮蓄膿症になっても簡単に治る」
と周りの方から言われたり、インターネットでそのようなごく一部の情報だけを探し出して
自分を納得させるような状況は、後々取り返しのつかないことにもなりかねません。
自分の体のことでしたら自己責任かもしれませんが、
それが動物のこととなると、その佞言に乗せられて被害を被る動物たちが不憫でなりません。

確かに避妊手術をしなくても、一生健康に過ごせる子もいますし、
子宮蓄膿症が深刻化しない子もたくさんいます。
しかしそういうことを強く言う獣医療の非専門家の方に限って、
何かが起きても無責任です。憤りを感じざるを得ません。

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