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2020年4月

2020年4月30日 (木)

簡易マスクの配布

緊急事態宣言で不要不急のご来院は
お控えいただいている中でも
動物の病気は待ってくれないですし、
季節性のある寄生虫も待ってはくれませんので、
止むを得ず、動物病院に来院しなくては
いけない事情のある方もたくさんいらっしゃいます。
そういった方を少しでも
感染のリスクからお守りするためにも、
ご来院される方に簡易マスクの作り方と
見本のマスクを配布することに致しました。
お会計の際にお渡しする予定です。
不要な方はお申し付けください。
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現在1000個近く作製しており、
今後も随時作製する予定ですが、
それでも数量限定となってしまう
可能性もありますので
ご了承いただけますよう、
お願い申し上げます。

2020年4月20日 (月)

休業要請について

県内でも休業要請が出ました。
動物病院とペットホテルは
「社会生活を維持する上で必要な施設」に
含まれるため、
要請の対象ではありません。
その他のペット関連業種では
ペットフード売り場を除くペットショップと
トリミングサロンが、
規模によって
休止要請の対象となります。
(100平米以上の施設は
停止要請、または停止協力依頼)
お出かけの際には
一度ご確認いただければと思います。
また、狂犬病の集合注射も
中止になっている市町がありますので
ご注意いただけますよう
お願い申し上げます。

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2020年4月16日 (木)

社会生活を維持する上で必要な施設

特定警戒・緊急事態宣言・休業要請といった文言が
県内ニュースでも出始めています。
当院は「動物病院、獣医業」に当てはまりますが、
休業要請の中では、人間の病院や診療所、
スーパーやコンビニ、運送業などと同様に
「社会生活を維持する上で必要な施設」に
当たるため、休業要請の対象外となります。
当院でも可能な範囲で
診療業務を行っていきたいとは思っていますが
東京都内では大規模な動物病院でも
診療業務縮小や休業を余儀なくされている中、
当院のような小規模な病院でも
「持続可能」であることとして、
①濃厚接触の場にならないようなシステムへの変更
②病院スタッフの疲弊を予防する
③感染予防のための防護体制
といったことに注力していきたいと思っております。
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すでに防護衣やフェイスガードの着用なども
新たに導入し、会話の時間も極力短くするように
させていただいております。
またマスクの着用をお願いしたところ、
手に入らない方も多いと、ご相談いただくことがあり、
簡易マスクではありますが、
マスクをお持ちでない方には
作り方の書いた用紙と見本のマスクを
差し上げるように致しております。
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こちらにも作り方のお写真をお載せしますので
ぜひ作ってみてください。
*絵が下手くそな点は気にしないでください。
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非常に簡単に、安価にできると思います。
また先日、大変ありがたいことに、
手作りのマスクをスタッフの
人数分いただくことがありました。
3重構造になっていて、
市販のマスクよりも格段に高性能のマスクで
こういった家庭での小さい努力で、
みんなを支えようという前向きな七尾人の心が
きっと逆境も跳ね除けてくれると
嬉しい気持ちになりました。
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お譲りくださった方も
医療従事者の方ということで
私たちなんかよりもずっと前線で
献身的な努力をされていらっしゃいます。
感謝と尊敬の念を禁じえません。

皮膚科・専門診療

最近はコロナ関連の投稿が多かったのですが
当院での診療で良くなってくれた子を
ご紹介したいと思います。
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子猫の頃から皮膚病を繰り返していた
クロマメちゃんです。
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小さい頃はお薬ですぐによくなっていたのですが
最近、非常に治りが悪くなってきていて、
個人的に皮膚科のサポートを依頼していて
こちらの荒井先生に相談させていただきました。
以前、療法食の仕事をしていた頃から
アレルギーや高脂血症について大変造詣が深く
獣医師としても大変尊敬している先生です。
今回ご相談させていただいたことで
隠れていた疾患と体質について治療を行うことができ
かなり良くなりました。
写真でやや毛の薄い部分は
もっとひどい状態でしたが、
炎症も治り、毛も生えてきました。
今後も経過観察が必要にはなると思いますが
飼い主さんの笑顔が見れて良かったです。

2020年4月10日 (金)

感染症対策のお詫び

当院ではただいま感染症予防のため
変則的な診療体制をとっております。
前々からお伝えしております通り、
病院内の衛生管理はもちろんのこと、
病院スタッフ全員の衛生管理の他、
体温の測定
マスクの着用
眼鏡の着用
をしております。また、
お車でのお待合い
も極力徹底していただくようにしております。
院内での5分以内のご滞在
必要以上の会話の制限
など皆様や皆様のご家族のご健康や生活に
支障が出ないように
精一杯の努力をしようと思っております。
短時間でも必要十分な説明をしたいとは
思っておりますが、
以前のような細やかなご対応や
十分にお気持ちに寄り添ったご対応が
できにくくなってしまっています。
不本意ではありますが、
大切なスタッフ、患者様、ご家族の皆様の
ご健康を考えてのことと、
ご容赦いただければと思っております。

院内での診療には
勉強を重ねてこれまで以上に
良い診療ができるように
務めています。
淡白な対応になってしまうかもしれませんし
お預かりして診療させていただくことが
多くなりますが
病気や怪我には今まで通り
診療の質を落とさないように
向き合っていきたいと思っています。

皆様におかれましても、
マスクのご着用
入り口での手の消毒
などへのご配慮をいただいた上、
スタッフのご案内に
ご協力いただければと思います。
何卒、ご理解、ご協力のほど
よろしくお願い申し上げます。

******
昨日より、
更に手指の触れる部分へのご配慮として
お釣銭の紫外線殺菌
待合室の本やカタログの撤去
も行うようにしております。
今後も更新事項がございましたら
ブログ、Facebookでお伝え致します。
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2020年4月 8日 (水)

ワクチン後のお写真📷

 

ワクチンを打ちに来てくれた子のお写真です!😊✨

みんな、注射を頑張りました!💉

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ブルックちゃん

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りんごちゃん

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ルークちゃん

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JOJOちゃん

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ピノちゃん

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エルちゃん

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ロミオちゃん

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レオちゃん

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フェイスちゃん

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マロンちゃん

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銀時ちゃん

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ラブちゃん

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ミューちゃん

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げつちゃん

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ノアちゃん

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テディちゃん

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りんちゃん

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ラブちゃん

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メイちゃん

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福ちゃん

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ななちゃん

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こじろうちゃん

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ミルクちゃん

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アンちゃん

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みゅうちゃん

2020年4月 7日 (火)

頑張ろう七尾/中能登

国内でも緊急事態宣言が
出されることになりました。
当院のスタッフは手指消毒などの衛生管理
の他、
①体温の測定②マスクの着用③眼鏡
の着用を
致しています。
また、なるべく短
時間で
人と人との接触時間を短くするよう
な体制で
診療を行っておりますので、
正直、
違和感を感じてしまうことも
あるかもしれ
ません。
昨日から本格的に
そのような体制で行っておりますが、

お越しいただいていた方より
「私たちのために、
先生
たちも大変なのにありがとうね。」
と言って
いただけることがありました。
ご不便をお掛けしたり

ご満足いただけない内容に
なってしまっている
中で、
大変ありがたいお言葉でした。
御礼申し上げます。
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新型肺炎に関する石川県獣医師会からのお知らせ

石川県獣医師会より、
「新型コロナウイルス感染症に関しての
動物病院の対応について」の案内が来ています。
お目通しいただければ幸いです。
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95年に日本の獣医師で採択された
「獣医師の誓い」の第1条には、
動物の健康と福祉に対する役割と同様に
人の健康と福祉の増進への役割が記されています。
ご来院の皆様をはじめ、
能登の皆様の生命の危険を少しでも減らすため、
当院でも獣医師会の指針に則った対応をしております。
つきましては、ご来院の皆様におかれましても、
スタッフのご案内にご協力頂けますよう、
何卒ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。
また、当院へのご入館につきましては、
マスクをされた、
大人の方お一人のみでのご入館を
お願い致しております。
土曜日は混みあいますので、
平日でのご来院につきましても
重ねてお願い申し上げます。

2020年4月 4日 (土)

当院の狂犬病のまとめ

<当院での狂犬病まとめ>
集合注射と同じ料金です。
(初めて;6500円,2回目以降;3500円)
7月以降でも接種可能です。
混雑を避けたい方もご利用ください。

2020年4月 3日 (金)

当院の診療設備について

当院の診療設備の一覧はホームページにも掲載しておりますが、
当院に特徴的なものとしては
動物用マイクロCT(小型犬、猫、小動物対応)
大型集中治療室(3部屋、下段は大型犬も対応)
眼圧計、ホルモン検査機器、半導体レーザー治療器
歯科用レントゲン、眼底カメラ、電子内視鏡
ラジオ波メス、鍼電極低周波治療器、動物用酸素濃縮器
超大型犬用パドック、(心電計動物用解析機能付き)
などです。
これらの機器は、導入していない病院も多いですが、
規模の大きさや診療している分野によって
導入されている病院もあります。
CTに関しては、北陸でもだいぶ増えてきており
今では10件以上の病院で導入されていて
ここ数年のうちに15件近くの病院で稼働することになりそうです。
また、そのうち半分は石川県内の動物病院にあり、
現在6件程度の病院で稼働中で
ここ数年のうちに2〜3件が新たに稼働する見通しです。

その他、当院で使用している機器として、
超音波検査機器、血液生化学検査、デジタルレントゲン
生体モニター、超音波スケーラー、ガス麻酔器、マイクロエンジン
シリンジポンプ、顕微鏡、吸引機、電気メス、点滴ポンプ
などがありますが、
これらの機器は多くの病院で標準的に導入されていることが
多くなってきています。

ただし、こういった機械が豊富にあったり、
最新の物を導入していたとしても
診断や治療する能力がなければ
動物を適切に治すことはできません。
そのため、あまりそれだけの比較にならないように
機械の写真などを当院ではあまり掲載しておりませんが、
実際に検査や治療のお役に立てて
ご実感いただいたり、動物たちの元気な姿を
みることができればと思っております。

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2020年4月 2日 (木)

電子カルテ,ペット保険について

電子カルテやペット保険については、
県内でも新しく導入される病院が増えてきたため、
ご質問をいただくことが多くなっています。

以前はカルテといえば紙のカルテが主流でしたが
最近は顧客管理システムを導入する動物病院が増え
さらにそのシステムにカルテ機能をプラスする形で
「電子カルテ」としてペーパーレスでカルテを運用する
動物病院も増えてきています。
しかし、電子書籍よりも紙の書籍の方がしっくり方もいるように
各病院や獣医師のこだわりによって
・紙のカルテのみ
・紙のカルテ+顧客管理システム
・電子カルテ機能付き顧客管理システム
を選択されている状況です。

当院では開業当初から電子カルテで
院内のカルテ情報を一括管理しています。
今では開業する先生の多くは
電子カルテを導入するようになってきていますので
取り立てて電子カルテを使っていること自体が
病院の大きな特徴とはならなくなっています。
また電子カルテにはメーカーごとに長所がありますし、
どのようなシステムをどこまで使用するは
各病院の獣医師やスタッフの好みに依るところが大きいです。

最近の感染症対策への配慮もあり

なるべくお待たせしないようにするという意味でも、
いずれかの電子カルテを使っているとか
どこのメーカーのものを使っているかよりも
システムそのものがその病院にとって
どのように効率的に機能しているかが重要になっています。

また、ペット保険についてですが、
民法上、ペットは「動産」に当たりますので
ペット保険も火災保険や自動車保険と同様に
「損害保険」になります。
当院のスタッフには
ファイナンシャルプランナーの資格を持つものもおりますが
損害保険の代理店ではありませんので
特定のペット保険の斡旋や募集はしていません。
また保険内容も会社によって様々ですし、
飼い主様によって考え方にも差があるため、
動物病院として、代理店のようなことを行う方針も
今のところありません。
(今のところipetさんとanicomさんは当院で
窓口清算を行うことができます)

*ペット保険と関連した話題になりますが、
当院では特定のトリミングサロンやペットショップと
業務提携などは、特に行なっておりません。
どちらとお付き合いのある方でも特にお気兼ねなく
お越しいただいけるますようお願い申し上げます。

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2020年4月 1日 (水)

ホームページ

当院のホームページは開院当初から
ページ数のが1枚で、環境に左右されずに
ご覧いただけるようにしております。
必要な情報に絞っているため、
画像が少なく、寂しいかもしれませんが
画像情報は最新のお知らせと合わせて
ブログに載せて、逐次更新しています。
ホームページに載せている情報には
住所・電話番号や獣医師のプロフィールなどの他、
治療経験のある動物、病院設備、
従業員保有資格、所属学会、
学会発表等の記録などがあります。
なお所属学会については
所属するだけでしたら獣医師であれば
誰でも登録すれば所属できるものも多いため
実際に学会などでどのような活動(発表、執筆など)を
行なってきているかも明記しています。
また対象動物は、単に診療対象動物を載せても
実際には診療できなかったり経験がなかったり
ということもどうしても出てきてしまいます。
そのため、よりわかりやすいように
実際に当院で診療経験のある動物という形で
載せさせていただいております。
開業当初からうさぎさんやハムスターさんや
カメさん、小鳥さんなどの
「エキゾチックアニマル」と呼ばれる動物さんも
診療しており、
最近では大きな動物さんや特殊な動物さんを
展示や飼育している施設まで診療のお手伝いに
行かせていただく機会もあります。
しかし、わんちゃんとねこちゃん以外の動物を診ているから
わんちゃん、ねこちゃんの診察には力を入れていないと
誤解されてしまうケースもあり、
悲しい思いもしています。
実際、施設の面では
猫や小型犬の撮影も可能な動物用マイクロCTを昨年導入し、
超大型犬でも余裕を持って立ち上がって過ごすことのできる
入院用のドッグパドックをはじめ、
大型犬も入ることのできるICUや、
入院しているわんちゃん用のドッグランもあります。
(当院で特徴的な施設や機器については別途まとめたいと思います)
またキャットフレンドリークリニックという国際的な
認定団体が発足した当初から認定・登録しています。
今では国内での件数もかなり増えてきていて
珍しくなくなってきていますが、
この認定を得るための基準は一つ一つ正確に満たそうとすると
かなり条件の厳しいものになります。
簡易なホームページですが、
たまにご覧になっていただければと思います。

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専門診療/専科診療

伴侶動物の病院の多くは
一般的、総合的な診療を行う獣医師がほとんどです。
人の医療でも総合診療医(一般内科外来、入院担当の医師)の重要性が見直されて
近年ではメディアにも取り上げられることが多くなり
家庭医、プライマリケア医といった呼ばれ方もされています。
獣医では一般内科だけでなく予防手術などの外科も含めた
もう少し広い範囲での総合診療が、多くの獣医師により行なわれています。

それに対し、本来、専門医や認定医など、
特定の科での十分な診療経験や
特殊な機器や診療施設でのトレーニングを受けた獣医師が行う診療は
専科診療、専門診療などの呼び方をされます。

特に伴侶動物の医療では
脳外科、整形外科、内視鏡外科、皮膚科、循環器科、
眼科、歯科、エキゾチックアニマル診療などを、
一般総合診療レベルを越えた水準で行う専門的な診療医が
増えてきています。

こういった、特殊な経験や特殊な機材が必要で、
一般的、総合的な診療がメインの病院では
なかなか取り組むことが難しい専門的な診療は、
獣医療リソースの少ない地域では必要性が非常に高くなっています。

私たちの病院も開業以来、
専門診療機関の技術には及ばないまでも
こういった分野の診療にも取り組んできました

例を挙げると、
・整形外科手術
・緑内障手術
・歯根管治療
・エキゾチックアニマル診療
・CT診断
・その他、軟部外科(腹腔、胸腔、頭頸部)各種
などが私たちが行ってきている診療のなかでは
こういった「専門的な」分野にあたると思います。
もちろん水準としては専門診療機関には及びません。

専門を追求されている獣医師には
経験豊富な先生から若手の先生方まで
教育面でも、チャレンジ精神や使命感など
とても尊敬できる先生がたくさんいらっしゃいます。
当院も専門医や認定医の先生に
診療のご相談をさせていただくことが多々ありますが、
そのお姿をふだんから目にしていると
「専門」という言葉を安易と使うのは大変おこがましいですが、
せめて専門医の先生方の失礼にならないように
これからも幅広い分野の診療には、取り組ませていただきたいと思っています。

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