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2020年7月14日 (火)

輸血のご協力

先日、あるわんちゃんの手術を行いました。
当院が開業した時に行った内覧会に来ていた方のわんちゃんで
当院で一番最初に避妊手術を行ったわんちゃんでした。
とても大らかな大型犬のわんちゃんで
当院にかかっている方への輸血にも
協力してもらっていました。

ところがそのわんちゃんが急に具合が悪くなり
お腹の中で脾臓という臓器が破裂して
重度の貧血の中で手術を行わなければならない状態でした。

わんちゃんの血液型にはいくつかの分け方がありますが、
一番オーソドックスな分類だと2種類に分かれ、
一つ目は多くのわんちゃんへ輸血が可能だけど
自分に輸血してもらうには自分と同じ血液型でなければならない、
二つ目は多くのわんちゃんから輸血が可能だけど
自分の血は自分と同じ血液型の犬にしか輸血できない
という血液型です。
もちろん、ドナーになってもらうわんちゃんとして適切なのは
一つ目の血液型のわんちゃんですが、
二つ目の血液型に比べると少数派です。

しかし、この手術のわんちゃんは一つ目の血液型でした。
幸い、当院にかかっていた
大型のわんちゃんで同じ血液型の子と連絡が取れ、
すぐに輸血を行いながら手術をすることができました。
摘出されたのは、破裂した巨大な脾臓のできものでした。
祈るような気持ちで病理検査に出しましたが、
結果は良性で、手術をしたことで根治というものでした。

結果を知らせるFAXが来た時は
病院中で喜びました。
あの時のスタッフや獣医師同士の笑顔は
なかなか忘れられません。

そんな素敵な仲間や、
自分の飼っている動物だけでなく
他の飼い主さんや動物にまで愛情をかけてくださる
地域の皆様に支えられています。

私も少し早く来た厄年なのか
本年は試練の多い年になっていますが、
皆様の優しさに甘えながらも
自分たちのペースで
頑張っていきたいと思います。
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