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2020年11月 9日 (月)

この地域に基づいた獣医療

毎年、混合ワクチンを接種した子の写真を
zounさんに載せていただいておりますが
今年も載せていただく予定です。

混合ワクチンはその接種間隔に関しては
1年毎でなくても良いという意見もあり
ワクチン接種率が高く、
感染の可能性の低い地域では、
そのようにされている動物病院もあります。

しかしながら、
わんちゃんのワクチンに含まれる病気のうち、
パラインフルエンザやレプトスピラは年1回の接種が必要ですし
ねこちゃんは高リスクな環境では
毎年の接種が推奨されます。

そのためか、県内の動物病院の先生方も
1年毎の接種をベースに、
その子その子に合わせたプランを考えられる先生が多いようです。
雪深い季節もあり、雪解け水による水系汚染や
野生動物が多いことも、
考慮されているように感じています。

また、特に能登地区では、
野犬や野猫(野良猫とは違います)も多く、
感染の可能性が低い地域とは言い難く、
しっかりと家族を守ってあげる必要があると思います。
フィラリアやノミ・マダニの感染が非常に多いだけでなく
消化管寄生虫なども、
都心の獣医師がほとんど診たことのないような種類のものが
寄生してしまっていることも多々あります。
逆に、小型犬の膝蓋骨脱臼などは、
比較的大きな、和室のある家などで飼育されて、
狭く滑りやすい空間を走り回るリスクが少ないためか、
都心に比べると少ないと感じることもあります。

他の分野もそうだと思いますが
人が多く、母数の大きな地域の常識が
「一般的」「当たり前」になってしまい、
地方の少数ケースは「例外」という
レッテルを貼られてしまうことがあると思います。
しかしそういった地域ではその例外が大事であり
「一般的」「当たり前」ということが
そのまま外挿できない場面に
よく遭遇します。
検査できるものとできないもの、
検査の感度や特異度を考えて
その上でどのような予防や治療が推奨されるのか、
それがこの地域に基づいた獣医療だと
考えています。

話が脱線してしまいましたが、
当院でも、動物さんの体調や事情などによっては
抗体検査を行い、ワクチンの接種をしないでも
大丈夫かどうか確認することがあります。

院内での検査もできるようになったため
今後は抗体検査を行ってきちんと予防をしている子も
ワクチンを打っている子と同様に
写真を載せていただこうと思っています。

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