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先日の連休は結婚記念日でした。
二人で病院を始めて8年、
結婚してから12年です。
連休中も、入院の子やお休み中に具合の悪くなった子の
診察をさせていただいておりました。
こうして1年1年頑張っていけるのも
応援してくださる皆様と
可愛い動物さんたちのおかげだと
改めて思います。
今年も3月までフィラリアの予防注射の割引を行っていますが
例年、3月末が集中して混み合います。
待合人数の確認もスマートフォンでできるようになっていますので
(詳しくはhttp://kibouvet.cocolog-nifty.com/blog/blog_index.html)
そちらも合わせてご確認いただき、
なるべくお早めに御来院いただけますよう、
お勧めいたしております!
3月は出会いと別れの卒業シーズンです。
当院でも、4年半近く務めてくれた動物看護師さんが
他県への引越しのため退職されました。
本当は送別会を行いたいところですが
外食自粛のため、
病院でささやかながら卒業式を行いました。
とても優秀でみんなを引っ張っていってくれる存在だったため
私たち獣医師も、片腕を失う気分でしたが、
次のステップでも頑張ってほしいという気持ちで
涙涙で送り出しました。
ご来院いただいていた皆様におかれましては、
いつもスタッフへのお気遣いと
優しいお声がけをいただき
大変励みとなっておりました。
本人に代わり御礼申し上げます。
年始に椎間板ヘルニアを起こしてしまい
下半身不随になってしまったマロンちゃんです。
手術を行い、術後の経過も順調そうです。
椎間板ヘルニアは比較的小型犬に多い病気ですが、
下半身不随になってしまうような重度のケースから
痛みが出る程度で済んでしまうケース、
頸から症状が出るケース、
慢性経過をたどりやすいケースなど、
病態はさまざまで、
それに対する治療も内科から外科までさまざまです。
おそらく、四足歩行の動物は二足歩行の人間と
椎間板ヘルニアの症状の出方も全く異なってくると思われます。
あまり安易に考えられないケースもありますので
気になる症状がある時は
お早めにお申し付けください。
鋭利なネジを飲み込んでしまった楽ちゃんです。
摘出することができたので今はとても元気です。
腸管穿孔を起こす恐れがあり、
摂取後時間が経っていなかったため
まず内視鏡検査を行い、食道・胃から小腸の上部までを確認しましたが、
すでに内視鏡の入らない部位まで流れてしまっていたため、
そのまま開腹手術になりました。
時間が経っていなければ
内視鏡で異物が取れることも多く
日帰りで帰れることも多いのですが
異物の形状や食事の時間などによっては
すぐに消化管の中を流れていってしまうことあります。
開腹手術の場合は
最低でも2〜3日の絶食が必要になることも多く
入院での治療が必要になることがほとんどです。
いかに早いタイミングで
内視鏡検査を行えるかが大事になることもありますので
異物を食べてしまった場合は
なるべく早く、お申し付けください。