ヘビさんの脱腸
先日、脱腸の症状で来院したカーペットパイソンの楓ちゃんです。
飛び出た腸が壊死してしまう可能性があったため、
緊急的に麻酔をかけて手術を行いました。
幸い、腫れ上がっていた腸も小さくなり、
排泄も行うことができるようになりました。
エキゾチックアニマルさんの診察は、
具合が悪そうになって来院された時には
緊急性が高まっていることも多く、
助けてあげられないこともありますが
飼い主さんのおかげで
早い治療を行うことができて良かったです。
先日、脱腸の症状で来院したカーペットパイソンの楓ちゃんです。
飛び出た腸が壊死してしまう可能性があったため、
緊急的に麻酔をかけて手術を行いました。
幸い、腫れ上がっていた腸も小さくなり、
排泄も行うことができるようになりました。
エキゾチックアニマルさんの診察は、
具合が悪そうになって来院された時には
緊急性が高まっていることも多く、
助けてあげられないこともありますが
飼い主さんのおかげで
早い治療を行うことができて良かったです。
先日、避妊手術を終えて、
抜糸に来てくれたちぃちゃんです。
右後肢にできものができてしまい、
左後肢の倍くらいに腫れ上がってしまっていたマロンちゃんです。
術前の生検(できものの一部を取って調べる検査)と
症状から、良性の脂肪細胞の腫瘍が筋肉と筋肉の間にできてしまう、
筋間脂肪腫が疑われました。
病理医の先生とも協議させていただきました。
手術では、半腱様筋と半膜様筋という二つの筋肉の間に
巨大な脂肪細胞の良性腫瘍が存在する、
典型的な筋間脂肪腫でした。
大きさはソフトボールほどの大きさがありました。
臨床の現場を正しく理解している、信頼出来る病理の先生は、
飼い主さんや動物さんとは直接出会うことはありませんが、
動物病院にとってかかせないパートナーの一人です。
大きなできものでも、病態が正しく診断出来れば
対処出来ることもあります。
あきらめずに獣医さんに相談してみてください。
急性の緑内障と網膜剥離を発症してしまったモカちゃん。
痛みを取って、眼球を温存して表情を維持するために
シリコンボールによる手術を行いました。
義眼とは思えないくらい顔の表情が残り、
見た目の違和感はまったくありません。
残念ながら視覚は消失してしまっていますが、
わんちゃんはサインを多く出してコミュニケーションを取る動物です。
一緒に生活する飼い主さんも、ふとしたしぐさで、
わんちゃんの気持ちを察することができます。
そういった術を残してあげることができるのは
わんちゃんの生活の質を維持する上でも
大切なことだと考えています。
昨年の夏にジャンプの目測を誤り、
左右両方の腕を骨折してしまったプー太くんです。
プードルさんは前腕の骨(橈骨と尺骨)が非常に細く、
折れやすく治癒しづらい骨折のひとつです。
両足のロッキングプレートによる手術とリハビリを頑張ってくれて、
すっかり元気になってくれました。
残っていたボルトも外し、レントゲンでも骨がしっかり再生していました。
でも元気過ぎは、ダメですよ!!
メインクーンのしじみちゃんです。
なんだか穏やかな表情ですね。
あれ?おっぱいが腫れてなにやら毛むくじゃらのものが!?
そうなんです!
先日お母さんになりました。
難産で緊急の帝王切開になりましたが、
3頭も無事に育ててくれました。
強いお母さんです!
猫ちゃんはわんちゃんと比べると安産であることが多いですが
難産になってしまうこともあります。
自宅で交配する場合には、
しっかりとした知識を得て十分な準備をして、
しじみちゃんのような立派なお母さんにしてあげてくださいね。
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狂犬病の予防シーズンになり、
市や町の集合注射だけでなく、
動物病院で接種される方も増えています。
ふだん元気であまり動物病院と縁のない子でも
この機会に出会えることが多く、
様子を見たり、最近の調子を聞いたりすることができるのが
うれしいですね
ハムスターさんには、ごはんを一時的に入れておくことのできる
素敵なポケットが、左右のほっぺたにあります。(頬袋)
しかし、その頬袋が口の外へ飛び出してしまうことがあります。
そのままにしていると、自分で噛みちぎってしまうため
元に戻してあげる必要があります。
子宮に内膜過形成と静脈瘤ができてしまい、
大量出血が起きてしまったこつぶちゃんです。
すでに重度の貧血でしたが、
幸い、早いタイミングでお連れいただき、
すぐに手術を行うことができたので
元気な状態に回復してくれました。
うさぎさんの陰部から出血が見られる場合は
一刻を争うことがあります。
とくに静脈瘤が破綻してしまっていると
大量の出血を伴うため、
手術をすぐに行うことができるかどうかが
助けてあげられるかどうかの分かれ目になります。
私たちも時間が経過してしまったうさぎさんで
何度も苦い思いをしています。
様子を見ずに、すぐに手術可能な病院へ連れていってあげてください。
また、うさぎさんは子宮の病気が多いので、
若いうちに避妊手術をしてあげることもオススメです。
頸部の外傷によって気管を損傷し、
全身の皮下気腫(皮膚の下に空気が入り込んでしまう状態)に
なってしまったにゃんちゃんです。
全身が膨らんでいるのに、
非常に身体が軽く、触ると圧雪感があり、かすかに捻髪音を伴います。
まだ子猫なのに、顔面、頭部にまで気腫が波及し、
鼻気管炎や皮膚炎も併発しており、
危険な状態で、保護されました。
治療を頑張ってくれたお陰で、
すっかり本来の姿に戻ってくれました。
危ない状態に気づいてすぐに保護してくださった、
今の飼い主の方に感謝ですね
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