カテゴリー「①外科症例」の記事

2020年11月29日 (日)

生理的歯根吸収

先日、娘の乳歯が抜けました。
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そしてこちらが
先日、乳歯遺残の抜歯をしたわんちゃんの乳歯です。
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歯の形は違いますが
どちらも歯の根っこの部分(写真の手前側)に
穴が空いて、
歯の中心部の赤いところが見えています。
生理的歯根吸収といって、
永久歯が下から新しく生えてきて
その刺激で溶かされる現象です。
しかし、わんちゃんでは人と違って
歯がまばらで、密着してないためか
その影響を受けずに
乳歯が残ってしまうことも多いようです。
吸収の少ない場合、
麻酔をかけないと抜けないこともあります。
たかが乳歯一本かもしれませんが
可愛い乳歯ですので
歯一本一本の事情を考えて
対処してあげたいですね。

2020年11月24日 (火)

猫ちゃんの誤食

先日、洋服のベルト部分を
食べてしまった
とんぼちゃんです。
ひも状の異物は
腸に詰まってしまうこともあるのですが
内視鏡で取り出すことが
できました。
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開腹手術をせずにすみましたので
麻酔から覚めて
帰宅してこの様子です。
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もう食べないでね〜〜

2020年11月17日 (火)

高齢わんちゃんの歯科口腔外科

歯の痛みや炎症が強く、
口腔内の外科処置を行ったカイちゃんです。
心臓の薬も飲んでいるため
事前にCT検査(無麻酔)を行い、
どの歯槽が苦痛の原因になってしまっているかと
どのようなアプローチが必要かを
チェックしました。
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複数の大きな永久歯の抜歯と
口腔粘膜弁の形成も必要なでしたが
30分程度の比較的短時間の麻酔で
手術することができました。
以前まではレントゲンのみで
鼻腔内の状況の確認が不十分だったり
原因歯の特定のために麻酔時間の延長が必要でした。
様々な理由で麻酔のリスクは変わりますが
高齢になるとその傾向は強くなります。
しかし、今回の子のように
表面的な歯石の除去以上に
見えない部分も大切になります。

2020年7月14日 (火)

輸血のご協力

先日、あるわんちゃんの手術を行いました。
当院が開業した時に行った内覧会に来ていた方のわんちゃんで
当院で一番最初に避妊手術を行ったわんちゃんでした。
とても大らかな大型犬のわんちゃんで
当院にかかっている方への輸血にも
協力してもらっていました。

ところがそのわんちゃんが急に具合が悪くなり
お腹の中で脾臓という臓器が破裂して
重度の貧血の中で手術を行わなければならない状態でした。

わんちゃんの血液型にはいくつかの分け方がありますが、
一番オーソドックスな分類だと2種類に分かれ、
一つ目は多くのわんちゃんへ輸血が可能だけど
自分に輸血してもらうには自分と同じ血液型でなければならない、
二つ目は多くのわんちゃんから輸血が可能だけど
自分の血は自分と同じ血液型の犬にしか輸血できない
という血液型です。
もちろん、ドナーになってもらうわんちゃんとして適切なのは
一つ目の血液型のわんちゃんですが、
二つ目の血液型に比べると少数派です。

しかし、この手術のわんちゃんは一つ目の血液型でした。
幸い、当院にかかっていた
大型のわんちゃんで同じ血液型の子と連絡が取れ、
すぐに輸血を行いながら手術をすることができました。
摘出されたのは、破裂した巨大な脾臓のできものでした。
祈るような気持ちで病理検査に出しましたが、
結果は良性で、手術をしたことで根治というものでした。

結果を知らせるFAXが来た時は
病院中で喜びました。
あの時のスタッフや獣医師同士の笑顔は
なかなか忘れられません。

そんな素敵な仲間や、
自分の飼っている動物だけでなく
他の飼い主さんや動物にまで愛情をかけてくださる
地域の皆様に支えられています。

私も少し早く来た厄年なのか
本年は試練の多い年になっていますが、
皆様の優しさに甘えながらも
自分たちのペースで
頑張っていきたいと思います。
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2020年3月13日 (金)

歯内治療(歯根管治療)

歯が摩耗して歯髄が露出してしまったボブちゃんです。
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歯髄を取り中に詰め物をして蓋をする、
歯内治療(歯根管治療)を頑張ってしてくれました。
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デンタルガムなどの種類によっては
歯が摩耗してしまうことがあります。
特に上の歯の大きい臼歯が要注意です。

角膜穿孔

角膜に急性の炎症が起こり
穴が空いてしまったしじみちゃんです。
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複数回の手術も頑張ってくれて
傷が回復しました。
角膜の深部まで穴が空いてしまうと
目の中の液体が出てきてしまい、
眼球を温存するのが難しくなり
眼球摘出が必要になることもありますので
目に異常があるときはご注意ください!

2019年12月 9日 (月)

自分で取れない口腔内異物

突然ですが、わんちゃんの上顎のここの部分(指で指している部分です)に
棒状のものが挟まってしまうことがあります。
私も過去に何度か診察した経験があります。
先日は、写真のヘアピンがちょうどハマって
苦しそうにしていたわんちゃんが来院されました。

挟まった場合はしきりに口を気にしたり
よだれを出したりと
明らかにおかしい行動をします。
もしそういった症状が見られる場合には
一度確認してみてください!
ただし取り出すにが難しかったり
危険な場合には無理をせず
かかりつけの動物病院をご受診ください!!

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2019年9月27日 (金)

猫ちゃんの繊維肉腫

昨年の春に背中の繊維肉腫の手術をしたモモコちゃんです。
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繊維肉腫は浸潤性が強く再発してしまうことが多いため、
背骨の一部を剥がして、広範囲の摘出を行っています。
そこまでしても再発してしまうことがあるとは言われていますが、
幸いモモコちゃんは再発せずに良好な経過をたどっています。
昨年の春からなので1年半近く経っており、
人の年齢でいうと5年近くになります。
一概に換算するのは適切でないかもしれませんが、
一般的に言われる「5年生存」「5年再発なし」に近い年月日です。
また繊維肉腫はワクチンなどの注射が原因になることもありますが、
モモコちゃんは今までワクチンなどの注射を打ったことがなく
自然発生のものと思われます。
ワクチンを打つ際には、接種部位、ワクチンの種類など、
主治医の先生とご相談されることをお勧めいたします。

2018年10月27日 (土)

ヘビさんの脱腸

先日、脱腸の症状で来院したカーペットパイソンの楓ちゃんです。

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飛び出た腸が壊死してしまう可能性があったため、
緊急的に麻酔をかけて手術を行いました。

幸い、腫れ上がっていた腸も小さくなり、
排泄も行うことができるようになりました。

エキゾチックアニマルさんの診察は、
具合が悪そうになって来院された時には
緊急性が高まっていることも多く、
助けてあげられないこともありますが
飼い主さんのおかげで
早い治療を行うことができて良かったです。

2018年1月15日 (月)

肺動脈狭窄症

先日、避妊手術を終えて、
抜糸に来てくれたちぃちゃんです。

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先天的に心臓の出口が狭い、
肺動脈狭窄症という状態でしたが、
他の先天性心疾患と比べて、
乳幼児の段階で発見することができずに、
すでに飼い始めてから
発見されることも多い病気のひとつです。
発見されてから購入元が引き取って
その後のケアを請け負うケースも多いです。
ちぃちゃんも、当院での初診時に心臓の異常がわかったのですが、
飼い主さんのお気持ちで、
お家で一緒に暮らすことを選択してもらえました。
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避妊手術に当たり、
循環器の経験の豊富な先生のご意見を聞いて、
麻酔中に心機能を評価しながら行いました。
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この病気に限らず、
心臓病は超音波(エコー)を持っているだけでは
診断出来ないことも多く、
専門の方や業者さんが来た時にしか
診断することができないと言われてしまうこともあり、
実際に苦慮することも多いのですが、
北陸でも都市部の先生方で、
循環器の経験を専門的に積んで
勉強されている先生も増えてきています。
幅広く勉強して循環器の先生方とも連携が取れるように
していきたいと思っています。

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