カテゴリー「②内科症例」の記事

2018年9月10日 (月)

高齢猫ちゃんの抗がん剤

鼻の中にリンパ腫という腫瘍ができてしまった、
猫のミィちゃんです。

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鼻腔内リンパ腫は抗がん剤が効かないこともあり、
放射線治療が適応となることもあるのですが、
残念ながら北陸3県で放射線治療が可能な施設は今のところありません。

そこでミィちゃんは抗がん剤による治療を行うことになりましたが、
1年2か月に及ぶ治療を行い、
リンパ腫を抑え込むことができています。

先日、抗がん剤の治療期間がいったん終了となりました。
なんと1年2か月の間に20歳の誕生日を迎えています。
人の年齢に換算すると96歳です。
よく頑張ってくれました!

2017年9月22日 (金)

ヘルニアのレーザー治療

頸部椎間板ヘルニアで内科治療を行っていた、
ペキニーズのペチャちゃんです。
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ペキニーズもダックスフンドと並んで、
椎間板ヘルニアの多い犬種ですが、
ダックスフンドとも違った、
独特な症状の出方をすると経験しています。
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今回のペチャちゃんも内科治療を行っていましたが、
前足になかなか力が入らなかったところ、
レーザー治療が奏効したようで、
元気に歩いている姿を見せてくれました。
みんながみんな、治療に反応してくれるわけではありませんし、
手術が必要なケースもありますが、
治療の重要な選択肢のひとつになってきています。
*炭酸ガスレーザーではなく
ニ波長半導体のデュアルダイオードレーザーでの治療になります。

2017年2月18日 (土)

フィラリアの予防注射

発作の症状が出てしまったまりあちゃん。
年齢からすると脳腫瘍などの可能性も考えられたのですが
幸い、MRI検査では大きな器質的な異常は認められず、
薬による治療で治まってくれています。
(MRIやCTにつきましては二次診療施設をご紹介しております)
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今日は元気にフィラリアの予防に来てくれました。
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3月末までフィラリアの予防注射を割引して行っております。
特に3月後半は混み合う事が予想されますので
ご希望の方はお早めにお越し下さい。

2016年11月29日 (火)

パッキンの誤食

パッキンを大量に誤食してしまった小夏ちゃんです。
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内視鏡で胃の中を確認すると、
胃の中と出口にたくさんのパッキンの破片が詰まっていました。
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幸い内視鏡で胃〜十二指腸にかけて
詰まっていた物を摘出して、元気に回復してくれました。
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全部で40個以上の破片があり、
内視鏡で往復しながら摘出しました。
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お腹を切らずに内視鏡で取ることができましたので
翌日には退院できました。
しかし、内視鏡がなければ開腹手術と入院が必要なケースだと思います。
もちろん内視鏡で取れないこともありますが、
今回は内視鏡が大活躍してくれましたhappy01

2016年11月21日 (月)

黄色い猫ちゃんに注意!

注射後から食欲がないという主訴で、
1ヶ月前に初診で当院に来られたきんたくんです。
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来院時、粘膜や皮膚が黄色く変色し、
おしっこの黄色も濃かったということでした。

おしっこや皮膚が黄色く見えるということは、
黄疸の可能性があります。
黄疸は、本来は胆汁から排泄されるビリルビンという色素が
血液中に何らかの理由で停滞し蓄積してしまう減少で、
非常に危険なサインです。
飼い主さんが気楽に考えてしまう一方で、
診察した獣医師が深刻に考える症状のひとつでしょう。
きんたくんは、重度の黄疸で、
超音波検査で胆管の異常が見られ、
症状やその他の検査結果と合わせて、胆管肝炎と考えられたため、
即日入院で治療を開始しました。
幸い、重篤な状態からは1週間ほどで脱することができましたが、
心配のない状態になるまでは、さらに3週間ほど、
通院治療と、自宅での投薬が必要になりました。
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1ヶ月ほど、治療を頑張ってくれたお陰で
体重も増えて、とても元気になってくれました。
元気すぎて写真がぶれてしまいます。
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初診での緊急入院ということでしたが、
飼い主さんにもご理解をいただくことができ、
早期に治療を開始出来たことも幸運だったと思います。
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皆様、皮膚や耳介、白目が黄色い、おしっこが極端に黄色い
ねこちゃん、わんちゃんはゼッタイに様子を見ないでください。
それは緊急事態の可能性があります!
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ワクチン接種後や妊娠中など、
特に心配な状態になりがちな時には、
一緒に暮らす動物たちのためにも、
緊急時や時間外の際の連絡先や受け入れ先を、
かかりつけの病院で事前に確認しておくことも大事なことだと思います。
合わせてご注意ください。

2016年9月17日 (土)

出血性胃腸炎

血液濃縮を伴う急性出血性下痢を起こす、
出血性腸炎(HGE)になってしまったやよいちゃんです。
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血液の状態も非常に悪く、症状も重かったのですが、
入院治療と自宅療養を頑張ってくれたお陰で、
血液検査でも問題ないくらいまで回復してくれました。
このところ、若干涼しくなってきて、能登でも様々なイベントが行われています。
しかし、毎年この時期には消化器や皮膚の症状が出てしまう子が
たくさん来院されます。
どうか気になる症状がある場合には、
お早めに受診していただけますよう、お願い申し上げます。

2016年9月12日 (月)

未成年の飲酒は法律で禁止されています。

未成年の飲酒は法律で禁止されています。
わんちゃんもダメです。
先日、焼酎のロックを誰も見ていない隙に
飲んでしまったわんちゃんが夜中に緊急来院されました。
わんちゃんはお酒が口に入っても嫌がる子が多いので
あまり多くはないのですが、
病歴、症状、口の中のかすかな匂い、血液ガス分析の結果から
急性アルコール中毒が疑われたため
もう一度、家の中を確認してもらったところ
空になったロックグラスが見つかりました。
重度の意識障害があり、危険な状態でしたが、
数日の集中治療で、アシドーシスも改善し、
元気になってくれました。
皆様もどうかご注意ください。
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2016年6月27日 (月)

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアの治療を頑張ってくれて
歩けるようになってくれたお二人です!
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14歳の虎太郎くん!
腰椎のヘルニアのため、重度の麻痺が出ていましたが
初期の治療に反応してくれたため内科治療を継続することになりました。
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治療やリハビリを頑張ってくれたお陰で
待合室を走り回れるくらいにまでなりました。

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同じく14歳のイヴちゃん!
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頸椎ヘルニアのため、歩行困難となってしまいましたが
障害部位の問題があり、まず内科での治療となりました。
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今はオーダーメイドの、イヴちゃん専用コルセットを装着して
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日常生活を送れるまでになりました。

内科の治療としては、一般的な薬剤による治療の他、
効果の期待出来そうな代替医療として
パルス鍼治療、プラセンタ、脂肪酸製剤、漢方などを
わんちゃんに応じて併用することもあります。
また、一般的なリハビリはもちろん、
小型犬では、プールのリハビリなどを行います。
*二人の例は、あくまで治療が成功した事例です。
椎間板ヘルニアの治療の基本は外科手術であり、
この二人の場合も、常に外科手術を行える体制を整えた状態で
治療を始めています。ご注意ください!

2016年6月22日 (水)

定期的な心臓チェック

以前、心エコー検査で肺動脈に少し心配な点が見つかり、
定期的に心臓の血流の速度を計測している元気いっぱいのぶん太くんです。
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先日の検査でも流速は安定していました。
とてもおりこうさんで、検査にも協力的です。
ぶん太くんは、自家製の食事をメインに生活していますが、
そのレシピや材料についても、相談させていただいております。
なかなか、理想の栄養組成にするのは難しいですが
きちんとした知識に基づいていれば
コンディションに合わせて微調整ができるのも自家製食の利点です。

2016年3月27日 (日)

チョコレート効果

バレンタインデーにチョコレートを食べてしまったベリーちゃんです。
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食べてしまったチョコは、
カカオ含有量の高さが売りの「チョコレート効果」という製品でした。
わんちゃんのチョコレート中毒はカカオに含まれるテオブロミンによるもので、
ベリーちゃんも神経症状がすでに出てしまっている状態でしたが、
集中的な治療で回復してくれました。
命を落とすこともある中毒なので、
わんちゃんの口の届くところにはチョコレートを置かないようにご注意ください。

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