カテゴリー「⑨手術実績」の記事

2018年4月17日 (火)

手術実績を更新しました。

手術が多岐に渡るようになり件数や種類などの集計が難しくなってきたため、
手術実績をしばらく更新していませんでした。

そこで今回からは手術実績や行っている手術について、
よくある質問をQ&A形式でまとめました。

Q年間どのくらいの手術をしてますか?
年間250~350件くらいの手術をしています。猫ちゃんの避妊手術、去勢手術の依頼をまとめて受けることがあるため、年間の手術の件数の増減がありますが、全体的には少しずつ増えてきています。また麻酔をかけての処置、検査等を含めると、もう少し件数が増えます。(プラス100件程度)

Q手術件数は多い方ですか?
A大きな病院では1000件以上の手術をしているところもあります。当院の規模としては平均的な件数だと思っています。

Qよく行う手術はどんな手術ですか?
A一般的な病院と同様に避妊手術、去勢手術が最も多く、ついで子宮蓄膿症、乳腺腫瘍、精巣腫瘍などの、生殖器関連疾患が多くなっています。

Q避妊去勢手術はどのように行っていますか?
A通常の場合、去勢手術は日帰り、避妊手術は一泊の入院で行っています。手術の種類や動物種に合わせて必要な術前検査(血液検査、血液凝固検査、レントゲン検査など)を行って、麻酔のリスク、手術のリスクをあらかじめ把握するようにしています。また、手術に使われる糸に対して懸念をもたれる方も多いため、術後に時間とともに溶けて、体の中に残らない糸や、凝固能力の高いラジオ波メスなどを用いています。

Qわんちゃん、ねこちゃん以外の避妊手術、去勢手術もしていますか?
Aわんちゃん、ねこちゃんについで当院で避妊手術、去勢手術の件数の多い動物はうさぎさんです。その他の動物で予防的にこれらの手術を行う機会は、わんちゃん、ねこちゃん、うさぎさんに比べるとまだまだ多くはありません。

Qエキゾチックアニマルの手術は行っていますか?
Aうさぎさん以外で手術を行うことのある動物は、モルモット、ハムスター、ハリネズミなどの小型哺乳類、インコ、ブンチョウなどの小鳥類、イグアナやヒョウモントカゲモドキなどの爬虫類です。わんちゃん、ねこちゃんと比べるとエキゾチックアニマルの手術の件数は多くはありませんが、ハリネズミさんなど、動物の性質によっては、麻酔をしての検査となることも多くあります。

Qその他にどのような手術を行っていますか?
A生殖器外科(避妊・去勢手術など)の他、整形外科(骨折、脱臼などの手術)、消化器外科(胃腸、肝臓などの手術)、口腔外科(歯や顎骨の手術)、眼科外科(眼や瞼の手術)、神経外科(脊髄の手術)などを行っています。

Q得意な手術や専門の手術はありますか?
A町の獣医さんとして幅広い手術に対応できるようにしています。そのため、一つの分野に特化した技術の習得や設備投資は現状では難しく、幅広く、なるべく深く対応できるようにしていますが、さらに専門性の高いものにも、地域として対応していけるようにすることは今後の課題でもあります。 

Q特殊な手術にも対応していますか?
A前十字靱帯、膝蓋骨脱臼、椎間板ヘルニア、義眼、骨盤骨折、四肢骨折、胆嚢摘出、肝臓腫瘍、肺腫瘍、尿路結石、心臓血管奇形などに対しては外科的対応を行うこともあります。手術後のお写真 などでもご紹介しています。

Q特殊な機械などはありますか?
A一般的に揃えられている器具(鋼製器具、麻酔器、電気メス等)の他、整形外科器具(ロッキングプレート等)、歯科用レントゲン、マイクロエンジン・ドリル、ラジオ波メス、レーザーメスなどを揃えています。

Q最新の手術のための勉強はしていますか?
A実習、セミナーへの参加だけでなく、手術勉強会の参加獣医師とともに共同手術を行うなどの活動も行っています。

Q手術の専門の先生はいますか?
A獣医師2名で外来の診察を行っておりますが、それでもお待たせする時間が長くなっています。そのため、現状では外来・手術ともにすべての獣医師が行う体制で診療しています。

Q行っていない手術はありますか?
A脳外科、心臓外科(開心手術)、白内障手術など、特殊な機械や専門的な訓練が必要なものには対応しておりません。ご要望や必要に応じて専門医や二次診療施設をご紹介をしております。

Q他の病院や先生を紹介してもらうこともできますか?
Aご要望や必要に応じて専門医や二次診療施設をご紹介をしております。