もうすでにお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、
zoun12&1月合併号に10月までに当院でワクチンを打った
ねこちゃん、わんちゃん&フェレットちゃんのお写真を
載せてもらっています。
頭数が多くて、写真の大きさがもう限界です・・。
来年は2ページでは足りないかもしれないので
また思案中です。
わんちゃんのハウスダストアレルギー
(ハウスダストに含まれるダニに対するアレルギー)
の検査を、10月末まで無料で行っております。
皮膚の診察や経過の問診、採血が必要なため、
診察をさせていただいて、採血が可能なわんちゃんに限りますが、
ハウスダストアレルギーの場合には、
減感作療法が有効な場合があります。
特に、春〜秋にかけての暖かい時期に症状が悪化しやすいわんちゃんは
一度ご相談いただければと思います。
前回の予防に関して大きく変わってきたこと①〜③の続きです。
④フィラリアの注射薬
1年間有効なフィラリアの注射薬が新しく出てきています。
飲まし忘れもなく、夏場に備えて冬場に接種することも可能です。
⑤フィラリアの検査と同時に健康診断
フィラリアの検査で採血を行いますが、
その際に、健康診断を希望される方が年々増えていて、
今は半分くらいの方が健康診断をされています。
高齢期検診やアニマルドックを同時にされる方もいます。
⑥院内での抗体価検査
今年の春から、院内での抗体価の検査ができるようになりました。
具体的には、わんちゃんの混合ワクチンで予防出来るウイルスのうち
もっとも重要なパルボ、ジステンパー、アデノの
3種類のウイルスに対する抗体価(防御力の有無)を調べることができます。
混合ワクチン接種になんらかの理由で不安のあるわんちゃんは、
こちらの検査で十分な抗体価が認められれば、
ワクチン証明書の代わりに、そちらの証明書を発行させていただきます。
狂犬病、フィラリア、ノミ、マダニの予防のシーズンも
今年で5回目を迎えました。
この5年間で、大きく変わってきたことがいくつかあります。
①わんちゃんのフィラリア予防前の検査
能登は非常にフィラリアが多い地域です。
数ヶ月、予防が抜けてしまっただけで感染してしまった子もいます。
例えば、飲めたと思っていた薬が実は飲めていなかったり、
体重に大きな変化があり、用量があっていなかったりしてしまうこともあります。
万が一、感染しているのに予防薬を飲んでしまうと
副作用を起こしてしまうリスクが高まります。
開業以来、予防前の検査をお願いするようにしていますが、
幸い、多くの方にご理解いただき、
検査の必要性がかなり浸透し、
地域にあったフィラリア予防が行える体制になってきています。