カテゴリー「⑬診療方針」の記事

2024年12月 7日 (土)

当院からのおねがい

コロナ禍と地震で遅くなってしまいましたが、院内で待たれる方も再び増えてきたため、待合室のモニターを復活させました。その中の案内表示の1つです。『当院からのおねがい。私たちの動物病院では愛玩動物看護師が4名在籍しており、処置を安全に行えるように、また飼い主様と患者さんの絆が損なわれることのないように、なるべく処置の助手に十分な人数をこちらで確保できるようにしております。しかし、スタッフの人手不足の際や患者さんの状態や大きさなどによっては、飼い主様にお手伝いをいただくこともありますが、その際には、何卒、ご了承のほど、よろしくお願い申し上げます。また、いずれの場合におきましても、処置を終えた患者さんには、優しく声をかけてあげたり、褒めてあげたりなどしていただければ幸いです。』その他にも大事なご案内を掲示いたしますので、ぜひご覧いただけますよう、お願い申し上げます。

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2024年11月21日 (木)

儀礼簡略化のお知らせ

当院では、震災からの復興を踏まえた、より一層の持続可能な地域社会への意識の高まりと、近年の儀礼簡略化の流れを鑑み、皆様に対し、年賀状をはじめとする季節のご挨拶状及び、お中元・お歳暮によるご挨拶を控えさせていただくこととしました。つきましては、皆々様におかれましても、お心遣いは御無用にて、ご理解ご高察を賜りたく存じます。今後も、皆様への感謝の気持ちを胸に、獣医療を通じた地域社会への貢献を実現していきたいと思っております。何卒、ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。

2024年5月15日 (水)

茶々ちゃん

地震の避難で車中泊が続き、ドライアイ(乾性角膜炎)が酷くなってしまっていた茶々ちゃんでしたが、だいぶ回復して元気に過ごしてくれているそうです。スマホが普及し、避難を車中泊で行っていた方も今回の地震ではより多かったと感じています。そういった中では、今まではなかったような、予想外の特徴的な変化も動物さんたちにも起こっているようでした。避難された方のお話を聞いていると、動物さんたちが心を明るくしてくれて支えになってくれた部分も大きかったと思います。元気になってくれてよかったです。

 

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2024年5月 7日 (火)

モカちゃん

連休が終わり、少しずつ以前の生活が戻りつつある方もいらっしゃるかと思います。金沢方面へ避難していた方も、予定より早く戻られたり、他の土地への移住を考えていた方も、やはり能登が良いと戻られることにされた方にもたくさんお会いしました。また避難先からも、わざわざ遠方からお越しくださり、能登の慣れた病院に行きたい、能登のいつもの病院でできればお薬はもらいたい、能登で営業している店舗を応援したいと、当院で診察を受けてくださる方もいらっしゃいました。私も、七尾をはじめ、能登で営業を再開したお店で、少しでもお世話になりたいという気持ちが自然に出ていたので、より一層ありがたい気持ちでした。写真のモカちゃんは、避難先で目の傷ができてしまい、避難で大変な中、当院に来てくださり、今は無事に回復してくれました。避難中や避難先での慣れない環境で、眼を痛めてしまう子や、その他にもストレスで胃腸を壊してしまったり、循環器系の疾患が酷くなってしまった子も多かったように感じています。また、体重を減らして栄養状態が悪くなる子も多かったです。そういった、被災地の病院だからこそわかる情報があると思います。なるべく、そのような、被災地の動物たちが身をもって教えてくれた心の叫びと真実を、今後は勉強会などを通して、他地域の方々にもお伝えしていきたいと思っています。

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2023年10月12日 (木)

キャット・フレンドリー

lSFMという団体が認定している、
猫のことを考えた動物病院づくりの
国際的な基準を満たしている、
キャットフレンドリークリニックの3年ごとの審査に
先日、通過することができました。
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ブロンズ、シルバー、ゴールドの3段階があり、
初回の審査の時から、
ゴールドの認定でも通りそうですと言われていたのですが
どんなに要件を満たしても猫専門病院や、
猫専門科のある総合病院などには
到底及ばないという個人的な印象と、
自分の尊敬している先生のもとで運営されている、
日本でも有数の総合動物病院がシルバーの認定に
留めていることにも感銘を受け、
当院もこの認定をゴールにしないという思いで
引き続きシルバーの認定をいただています。

2023年9月20日 (水)

JAHA認定総合臨床医

当院の獣医師が認定医に合格しました。

潤獣医師 JAHA認定総合臨床医

獣医の認定医にはいくつも種類があり、
取得の難易度もさまざまです。
上級認定医の元で、
多くの症例について深い考察を必要とするものや、
難しい試験に合格しなくてはいけないもの、
原著論文を何本も書かなければならないものから、
セミナー受講のみで取得できるものまで様々です。

今回の認定は

【一般受験】
 ①通算4年以上の家庭動物臨床経験
 ②JAHA認定医(総合臨床医)継続教育指定セミナーの受講。
  獣医師免許取得後、試験申込時点までに
 「認定医(総合臨床医)継続教育指定セミナー」を
 20単位以上 受講していること。 
 ③試験申込時点から過去3年以内に
 1回以上の学会発表等の実績があること。

以上の3点を満たした上で試験に合格することで
認定が得られるものでした。
専門性の高いものではありませんが、
地方で開業してしばらく経ち、
自分自身に標準的な獣医学の知識の水準が保たれているか
確認するために受験しました。
無事に合格出来て良かったです。


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2023年8月31日 (木)

9月は皮膚/耳が悪化しやすい

毎年申し上げていることですが
稲刈り、稲刈り後の焼却などのシーズンは
わんちゃんの皮膚病や外耳炎症状が
七尾市近郊では大変出やすくなっています。
過去に、稲作の行われていない地域でも
診療していた経験がありますが、
風土によって症状の出方が大きく異なると思います。

明日から9月になり
収穫の季節になりますが、
収穫時や収穫後は
わんちゃんの皮膚や耳の健康に
一段と気を配っていただき、
症状が軽いうちに治療できるように
心がけていただければ幸いです。

とくに地域性や季節性の強い皮膚や耳の症状は
その子その子の素因や主因だけでなく
さらに悪化させたり長引かせてしまう
副因や増悪因があることが多いです。
いずれにしても症状が可逆的なうちに
治療をすることが重要と考えております。

2022年4月 3日 (日)

ちょこっと相談

電話でちょこっと獣医さんに相談できる
アニクリ24という「電話どうぶつ病院」の案内を
受付で配布しています。
以前、学会でこのサービスをしている先生と
お話しする機会があり、
書籍なども読ませていただいていたのですが
それから何年もサービスの提供を続けていて
専属の獣医さんもかなり増えているということです。
今、治療中の病気についての相談や
先生に聞きづらいことを聞いてもらったりなど
身近な相談役として
利用している方も多いということです。

この仕事をしていると、
治療中の動物の検査結果や治療内容、
または健康な子でも
最近引っかかった健康診断結果などをご持参され
転院・転医したいわけではないのだけど
(場合によっては今の先生には内緒で)
いつもの先生以外の人にちょこっと相談したい、
といったご依頼を受けることが
とても多いです。
ほとんどの場合が
今行っている治療などについて
我々も同意見なので
先生を信じて頑張りましょうという
お話しになることがほとんどです。

動物さんは喋ることができないので
飼い主さんとしては
余計に心配になられていて、
主治医という立場以外に
一種の安心感や
背中を押してくれる存在が
必要になることがあるのだと思います。

こういったサービスをご紹介することで
少しでもそういった部分の
フォローもできればと思っています。
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2022年3月23日 (水)

まん延防止等重点措置解除について

石川県内のまん延防止等重点措置が解除になりましたが、
七尾市内での発生状況を踏まえ、
引き続き、以下の対策を取らせていただいております。
お越しの皆様におかれましては、
ご不便をお掛け致しますが、
何卒よろしくお願いいたします。

動物さんへの診察や処置を行う場合は、
どうしても保定者と獣医師の距離が近くなってしまい、
特に技術を習得しているスタッフと行う場合は
短時間で行えることが多いですが、
そうでない場合には時間も長くなってしまい、
心配な点も多くなってしまいます。
そのため、コロナウイルス感染症対策として、
なるべく診察室などの狭い空間で、
皆様とスタッフが密に接する時間を短くするために、
お預かりでの検査や処置を行うようにしています。
しかし、ご家族がいないと動物さんが落ち着かない場合や、
治療していく上でご自宅での処置が必要で、
動物さんとの練習や説明が必要な場合には、
やむを得ない場合も出てきてしまいます。
換気や手指消毒など、
その他の対策も出来る限り行なっております。
何卒、ご了承いただけますよう、
宜しくお願い申し上げます。

2022年1月31日 (月)

コロナウイルス対策

動物さんへの診察や処置を行う場合は、
どうしても保定者と獣医師の距離が近くなってしまい、
特に技術を習得しているスタッフが行う場合は
短時間で行えることが多いですが、
そうでない場合には時間も長くなってしまい、
心配な点も多くなってしまいます。
そのため、コロナウイルス感染症対策として、
なるべく診察室などの狭い空間で
スタッフと密に接する時間を短くするために、
お預かりでの検査や処置を行うようにしています。
しかし、ご家族がいないと動物さんが落ち着かない場合や、
治療していく上でご自宅での処置が必要で、
動物さんとの練習や説明が必要な場合には、
やむを得ない場合も出てきてしまいます。
換気や手指消毒など、
その他の対策も出来る限り行なっております。
何卒、ご了承いただけますよう、
宜しくお願い申し上げます。

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